「年齢とブランク」
皆さん、こんにちは。本年も宜しくお願い致します。
さて、スポーツだけでなく、日常の動作等が以前のように出来なくなった場合に、
「もう年だから」とか「年齢的に仕方ないよね」なんてことが言われますね。
確かに、疲労の回復速度が遅くなったり、体力的な上積みは若い年代よりも落ちたり、というのは生物学的にあると思います。
でも、極論ではありますが、家でゴロゴロする生活が習慣化して10年の30代の方と、毎日走り続けて20年の50代の方では、どちらがフルマラソンを完走出来る可能性が高いか?という事を考えると明らかに後者では無いでしょうか。
動きのイメージや自分が動けていた時の感覚は当然良い時点のものであり、それは自ずと「若い頃のもの」になっているのではないでしょうか?
その時(若い頃)の動きと比較して、「ダメだな」感じるのは当然かと思いますが、定期的にスポーツなどの刺激が与えられていた身体と、仕事や家事に追われて身体を動かす時間も限られた生活で疲れた状態とでは、比べられる身体には少し厳しいかなと思います。
そうすると、思う様に動けなくなったり、体力の衰えを感じさせる要因は年齢では無く、ブランクにあると思います。
体力や動きを元に戻したり、思う様に動けるまでの時間は若年層よりも多少時間はかかるかもしれません。
でも、自分の身体の状態をしっかり把握して、それを元に無理なく継続すれば、改善は十分可能だと思います。
年齢や加齢を理由にせずに、ブランクをいかに埋めるか、という視点を持つとまた違った自分の身体や健康へのアプローチが見えると思います。
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