「白銀の世界」
今日は1月14日、成人の日ですが、朝から降り始めた雪は、午後2時現在で歩くと足が埋もれる位、積もってきています。関東地方では今シーズン初の積雪ですね。我が家では今日は娘達のダンスの発表会があり、外出しているのですが、帰りの電車は無事動いてくれるのでしょうか (≧∇≦)
子供達は、発表会の緊張と、普段とは違う雪景色を見る興奮で、訳がわからないテンションになっています(^◇^;)
皆さんは何か雪の日の思い出とかありますか?
僕は上京した18歳の冬、酒屋に勤め、慣れないトラックを運転して配達をしている時に、人生初の大雪に遭遇しました。実家のある静岡県は、雪が降っただけで新聞に載るくらい雪が降らないので、初めて大雪を目の当たりにする興奮と、チェーンも履いていないタイヤで配達をする不安で、今日の娘達のように訳のわからないテンションになったのを憶えています。雪がハラハラと降る様子をフロントガラス越しに見ていると、時がいつもよりゆっくり流れているようだったり、景色が真っ白で、世界がいつもより明るくなったようだったりで、現実世界に自分は居るのに、異空間に迷い混んでしまったような不思議な感じがしたのです。
配達の方は、細い下りのカーブで、電柱にぶつかる寸前ギリギリで止まったり、坂道発進も冷や汗もので何とか成功させたりの綱渡りで、夜までかかりましたが何とか無事終えることができました。カーブでタイヤが滑った時には、曲がりたい方と反対にハンドルをきらないといけないんですね!そんな事も後で先輩から教えていただきました。
雪といえば、映画でも効果的に使われたりするみたいですね。以前よくフランス映画を観ていたのですが、レオス・カラックス監督の「ポンヌフの恋人」という映画をご存知ですか?知り合って激しく恋に落ちた2人が、周囲の反対で一度は離れ離れになるのですが、ある大雪の日に橋の上で再会し、手を取り合って旅立って行く、というストーリーです。この監督が言っていたのですが、雪には全てを洗い流す、リセットするという効果がある、みたいです。ちなみにこのお話しはカラックス三部作の最終話で、最初は2人が別れたまま、男が死んでしまうというエンディングだったようですが、余りに悲しいという事で雪を効果的に使い、ハッピーエンドにしたようです。
午後3時になりようやく雪も小降りになってきました。何とか無事に帰れそうです 次女は元気いっぱいにダンスを終え、後は長女の出番を待つのみです。
それではまた!
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