「身体の法則に従う」
今年も12月に入り、残り僅かとなりました。今年はどんな1年でしたか？
廣戸道場のスタッフとして患者さんに接していて、この1年特に感じた事は、人間ってとても繊細な生き物なんだな、って事です。自分の意識に登らないところで、身体に起きている事が非常に多いのです。
身体の歪みもそうです。重力に抵抗して立ったり座ったりして生活をしているうちに、体幹が歪み、末梢の手足や首が角度を変えて歪みを調整しようとします。それにより無理がかかり、筋肉が張ったり、関節等の痛みを出します。その状態を放置しておくと、身体の負担が増えるので、それを補う為に更に身体を固めたり、より巧妙に関節の角度を変えていきます。最終的には身体は捻れきった状態になり怪我や強い痛みを発生させてしまいます。身体の不調は精神にも影響を与え、イライラしたり、気持ちの余裕をなくしていきます。
更にこれは、身体側からのみの一方通行の歪みではなく、逆方向の精神の方からも身体を歪めてしまう事があるようなのです。
これらは全て、身体の法則に従ってオートマチックに起きてしまう現象で、意識的に行ってはいません。
その為、解決する為には、やはり身体の法則に従って解決するしかないと思います。つまり体幹の歪みを調整して、余計な身体の補正をさせない事が大事なのです。自分本来の心地よい体幹の動きを取り戻し、末梢までの自分自身の動きのリズムがだせれば、精神も安定するのでは、と思います。
身体の法則に従った、微細な施術を目指し、今後も皆様の御健康のサポートをしていきたいと思います。
少し早いですが、今年も1年間有難うございました。
|
