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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで5人の先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
小杉英紀施術部部長

第133回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成24年8月29日

 

「連続写真」

みなさん、こんにちは。8月も終盤に差し掛かり、残暑厳しい中夏の疲れも出やすい時期です。
体調を崩されない様にお気をつけて下さい。

さて、先日高校時代の友人のゴルフの練習にお邪魔しました。
本人いわく、レッスンを受けていても上達具合が芳しくなく、 4スタンスで何とかならないか、という相談でした。 タイプをチェックするとA2でした。

全体のスイングの流れを伝えて、実際にクラブを振ると綺麗にパラレルの形になるのですが、いざボールを打とうすると、どうもぎこちない、というかリズムに乗れていないというか。スムーズさ、や流れが足りなくなってしまうようです。

恐らく、アドレス、バックスイング、トップ、インパクト、フォローなどの各場面の形を気にし過ぎているのかな、と思いました。

ゴルフに限らず、様々なスポーツの教本や雑誌に一流選手のフォームが連続写真で紹介されています。そして「この時はこう、次にはこうして」とその写真になぞらえて、フォームを修正していくことがよくあると思います。
しかし、基本的にあの連続写真は動作の始まりから終わりまでの、ひとつ「流れ」ののあるものを便宜上「分割」してあるだけです。ですから、どんなに細かくコマを増やしても、その写真と写真の間には必ず「間」が存在します。動作は決してデジタルではなくアナログなのです。
ある一つの状態を切り取って形を真似しても、大切な「動きの流れ」が生み出せなければ意味がないのです。
冒頭の友人にはトップの位置とかフォローとか気にせずに、しっかり立って自分が良しと思ったら自分のリズムで気持ち良く身体全体で振るようにアドバイスしたら、かなりフォームも良くなりショットの精度も上がりました。

まず、ちゃんと軸を作って立つ、あとは細かい事は置いておいて体幹を気持ち良く動かす、ことを実践してみて下さい。


 
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