「意識について 2」
皆さんこんにちは。前回の私のコラムの続き、で身体をスムーズに動かす為に必要な「意識とは?」についてです。
答えは「構え」です。「動作前の準備」とも言い換える事が出来るかと思います。
動作は基本的に「流れ」の中で行われます。が、ゴルフを始めとしたフォームの研究・解析の場において、便宜的にアドレス、バックスイングなどに分割した考え方が主流とされています。その中で、「手の位置はここ」とか「身体の角度はもう少し右」等のアドバイスが生まれ、活用されています。
しかし、たとえどんなに細かく分割しても人の動作は「アナログ」です。テレビの電波は無くなっても、そこは不変ですね。ある場所や体勢、身体の向きなとに至るまでには必ず予備動作、準備段階となる場面が存在します。その状態を全て踏まえてフォームを作り上げるのは、不可能に近いのです。それは前回お話した、筋肉の反応、無意識の支配によってうごいているからです。
ですので、動き出してからの意識によって動作前のをコントロールするより、「構え」をしっかり作って身体がスムーズに反応し作用する様に「準備」段階に「意識」を持つ、という事が重要になります。不安定な立ち方、構えではその後の動きは不安定にならざるを得ませんよね。
という訳で、いかに「しっかりと立って構えるか」に「意識」を持ってみて下さい。 |