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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで5人の先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
小杉英紀施術部部長

第72回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 小杉英紀です。

平成23年5月18日

 

「上達のコツ」

皆さんこんにちは。今回のコラム担当の小杉です。

気候も暖かくなり、湿度もそれほど高くなく(関東地方)、身体を動かすには気持ちの良い季節になりました。また、新年度を迎えて、入学や就職など、区切りの良さも手伝って、新しいスポーツやダンスなどを新たに始められた方も多いのではないか、と思います。

そこで今回は、よく私たちもご質問を受ける、「どうしたら上手くなれるか?」を取り上げようと思います。

まず、「楽しむ事」です。こう言うと「上手くいかないのに楽しめる訳がない」と思われそうですが、基本的に「出来ない事」が「出来る事」に変わる為に練習や稽古をしています。ということは「出来ない状態」にあるなら「出来ない事」は「当たり前」です。ですので、「失敗」や「ミス」した事を否定的に捉えたり、イライラするのは矛盾していますし、余計なストレスを生み出すだけで何一つ良い事はありません。そんな人がいると周りの人達も変に気を使ってしまいますし。

「上手くなる為」にしているのなら、上手くなる事に集中して、上手く出来たらそれを素直に喜びましょう。そうすれば自ずと「楽しめ」ます。

そして、「上手くいく」為には「成功体験を積む」事です。出来ない事を何度も反復して練習する事は上達に必要な事、という風潮はありますが、「出来ない状態=間違った動き」という場合が圧倒的に多いようです。

それは「間違った動き」を一生懸命繰り返しているのと同じ事になってしまいます。真面目に物事に取り組む方程、この傾向は多いようです。

ならば、どうするか?

取りあえずでも、正しい形やフォーム、動きを身体にさせることです。

何か道具を使おうが、他の人の補助を仰ごうが、真似をしようが、構いません
(当然痛みや怪我、危険を伴う事は避けなければなりませんが)。

例えば、字を習いたての子供がお手本を「なぞる」事もそうですし、逆上がりが出来ない子には腰を上に上げる補助をしたり、練習用の踏切板(?スロープ状の足場、みたいなもの)を使うのもその一つです。

「出来た形=正しい方法」を繰り返す事により、「正しい形」を「身体で覚える」事になるのです。「上達」はどんなに小さい事であったとしても、「成功」と「喜び」の積み重ねでしか生まれません。
それはトップアスリートも初心者も共通です。

皆さんも是非とも「楽しん」で「上手く」なって下さい。


 
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