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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで5人の先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
鈴木俊敬施術部部長

第55回 一口コラム

今回の担当は
施術部部長 鈴木俊敬です。

平成23年3月2日

 

「身体に関する素朴な疑問 6」

新年明けましておめでとうございます。
今年もこのコラムで身体に関する有益な事をお話していきたいと思いますので
宜しくお願いします。

今回は肩に痛みがある、肩が凝る、バンザイしづらい、肩回りの柔軟性がないなどの
症状の方の改善の仕方をお教えしたいと思います。

皆さんまず下の写真をように思い切り手を挙げられますでしょうか?
これができない、もしくはできるけど痛みがある方は、肩回りの柔軟性に問題があると
思ってください。
手が大きく挙がるためには肋骨の動きが不可欠になります、そこから肩甲骨→腕という順番で
動いていきます。子供の頃はこういう動きができていたと思いますが大人になると、手を挙げて下さいと言うと、肘だけ曲げて挙げる方が非常に多くなってしまいます。

これは大人になると身体の中心から使うという事が極端に減ってしまうのと、末端である腕や足だけでも日常生活が問題なく過ごせてしまうため、身体の中心(体幹)の動かし方を忘れてしまったと言うのが大きな原因にあると思われます。

肋骨、肩甲骨の柔軟性が高いとこのような感じで手が上げられます。
例えるなら小学生が元気 良く「は~い」と手を上げているイメージ。
モデルの人が子供っぽいと言う意味ではありません(笑)
ガイコツで見てみるとこのような感じです。
骨模型ですので厳密には違いますが、本当はもう少し胸郭部分が捻じれるように柔軟に動きます。

なので、下の写真のように横向きで寝てウエスト辺りに枕を置いて頂いて身体の脇腹辺りがストレッチされるような形をしてみて下さい。
これで肋骨の動きをつけていきます。

そこから腕が耳につくようにしていきます。
つく方はそのまま2分位だら~っとしていて下さい。

つかない方、もしくは痛みがある方は首の所にまた枕やタオルを置き、そこに腕を密着させ2分位脱力していて下さい。隙間にタオルなどを挟む事によって、より力が抜きやすく、身を委ねる事ができると安心して脱力できるようになりますので、脇腹辺りから肩甲骨の外側のラインをストレッチしやすくなります。

ここで柔らかくならないと身体の構造上、腕は耳につかないのです。
腕が45度位にしかならない方は、もっと大きなタオルなどを入れてみて下さい。
そして、2分たった後にタオルを外してみると少し耳に近づいて行くと思いますので、今度は先程より小さなタオルを入れてみて同じ事を繰り返して行きますと、何回か目で耳についてくると思います。耳にしっかりついてくるようになれば、肋骨、肩甲骨の柔軟性はかなり上がってきたと見ていいので、回りの筋肉も柔らかくなってきている事でしょう。

○で囲った位置くらいに枕を置きます。右側の写真はガイコツでのイメージ。
置いてみて苦しくない高さにしましょう。また、写真のように頭の下に折りたたんだタオルを敷くと楽です。その時はウェスト辺りに置いた枕よりも高さが低くなるように。
枕を置く位置のアップ。程々の高さにしないと苦しいので、任意で高さを調整しましょう。 極端に高過ぎた場合、最悪肋骨を骨折する事もあるので本当に注意して下さい。


○で囲った辺りにタオルを挟みます。こうする事によって余計な力が抜
け、脱力が容易になります。こうして補助を入れる事をダメと考える人が
いらっしゃいますが、そんな事はありません。
始める前の自分の状況を知って、決して無理をしない事。終わった後の
自分との変化を感じる事が大切なのです。

ポイントは、挟んだタオルにいかに身を委ねる事ができるかにかかってきます。
脳は力を抜こうとしても不安定な状態では力が抜ききれません。
密着させて脱力できる環境を作ってあげる事が非常に大切になります。抱きまくらを挟んで寝ると足や肩が楽なのはいい例でしょう。

無理矢理伸ばすのではなく、安定した楽な状態を作って、後はぼけ~っとしていたら勝手に緩んでしまったというのが、身体の緊張をとる正しいやり方ですので試してみて下さい!

そして、子供の時の身体の使い方を取り戻して下さいね! ではまた!


 
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