「4スタンス理論の誤解」
こんにちは、中條雅章です。
今回は、「4スタンス理論の誤解」について、お話しをさせて戴きます。
スポーツ整体廣戸道場の患者様、レッシュトレーナーのライセンス取得をされた方、レッシュトレーニングを受けられた方々と「レッシュ4スタンス理論」のお話しをさせて戴きますと、少しばかり「誤解」をされているところが多々ある様です。
今回のコラムでは、その「誤解」についてお話しをさせて戴きます。
●血液型と4スタンス
「レッシュ4スタンス理論」は、「4つの重心軸」に伴い、「4つの身体の動き方、動かし方、使い方」と言われております。
血液型と同じ様に、各個人のスタンスは、生まれつき決まったものと、言われております。
よくあるお話しのひとつに、うちの子供をイチロー選手みたいな野球選手に育ててくれないか?と、リクエストを戴く事があります。
そのお子様が、イチロー選手と同じスタンスの「A1」であれば問題はないのですが、他の3つのスタンスであるならば、イチロー選手には、残念ながら永久的に、近づく事は出来ないものなのです。
血液型を変える事が出来ない様に、スタンスも変える事は出来ないのです。
●歪みと4スタンス
4スタンスの判別、検査方法で、なかなかうまく判別出来ない!というお話しを戴きます。
ある検査において、上半身の検査結果では「A2」で反応が出るのに、下半身の検査結果では「B2」の反応が出てしまうとの事です。
この場合の検査結果を、次の様に表現してしまう様です。
・上半身「A2」と下半身「B2」のスタンス、どちらを優先的にするべきなのか?
・下半身「B2」の動きの方がダイナミックに動いたので、「A2」よりの「B2」タイプなのか?
・「B2」と「A2」の「混合型」なのか?、、、、、、
様々な表現方法がある様です。
では、何故?この様な事が起きてしまうのでしょうか?
検査する方、検査される方、それぞれに問題がある場合があります。
検査する方に問題がある場合としましては、検査方法の正しいやり方ではない事が多い様です。
また、検査される方の問題としましては、その方に「身体の歪み」がある場合に、正しいスタンスが明確に出ない事が多い様です。
「身体の歪み」には、、、
・日常生活における歪み。
・怪我や病気による歪み。
・特定したスポーツの、熟練した身体の歪み。
などが考えられます。
先ずは、この歪みを取り除かないと、正しいスタンスは出てきません。
歪みを取り、正しい検査方法で、明確にスタンスを判別しましょう。
●欲とスタンス
ゴルフのタイガー・ウッズ選手に憧れ、タイガー選手のスウィングフォームを練習してきた方がいらっしゃいました。
タイガー選手のスタンスは「A2」で、その方は「A1」タイプです。
今までの「A2」の身体の癖を取り、「A1」タイプのスウィングフォームに近づいてきたのですが、どうも納得のいかない様子です。
何故なら、タイガー選手のスウィングフォームではなくなるからだとの事です。
先ほどの「血液型とスタンス」でも、お話しをさせて戴きましたが、生まれつき決められた「スタンス」があるのです。
特に、大人の方の場合、頭ではわかっているけど、憧れの選手のフォームに吸い寄せられてしまう事が多い様です。
御自身のスタンスでスウィングすれば、身体は楽なのに、あえて作り込む事により、無理なフォームを作り、ゆえに姿勢を崩し、不安定なプレーを展開してしまいがちになってしまうのです。
御自身の身体に、素直になりましょうね。
皆様、如何でしたか?
今回上げました「3つの誤解」以外にも、まだまだ沢山の「誤解」があると思います。
御意見、御感想など戴けたらと思います。
有難う御座いました。 |