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一口コラム
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こちらのコラムでは週替わりで5人の先生方が順番にお話しをしてまいります。
 
青木信明施術師

第9回 一口コラム

今回の担当は
青木信明です。

平成16年6月15日

 

「04年 第18回 フィトネス セッション 体験記」

花粉症の季節も過ぎ、外に出ることが気持ちよい季節になりました。まさか、五月病になんてなっていませんよね?

環境が変わったり、仕事・勉強が忙しかったり、「ストレスがたまるなぁ」と感じているあなた!身体を動かしてみませんか?

皆さんは、身体を動かすというとどのようなイメージを持ちますか?例えば、何かスポーツをする、ウォーキング、散歩、ストレッチ等色々あります。身体を動かす程度には差がありますが、スポーツ選手でも、日頃運動をしない人でも、身体の構造は同じなんです。身体を一つの道具と見立てて、その道具を上手に使えるようになると、おそらく皆さんが考えている以上に身体はスムーズに動くようになります。廣戸道場では、施療、セミナー等を通じ、その道具を上手に使うコツをお伝えしていきたいと考えています。

さて、これからご紹介するのは、5月5日におこなわれた「第18回フィットネスセッション」で廣戸先生が講師を務めたクラスに参加した方の体験記です。この方は、日頃スポーツのみならず、身体を動かす機会がなく、ただ「運動せねば!」と思っていたそうです。「スポーツを特にしていないから」とか、「身体を動かすことに自信がないから」と躊躇されている方、この体験記を読んでみて下さい。そして、廣戸道場が今後企画するセミナー等も是非体験してみて下さい。何かが、きっと変わるはずですよ。

フィットネスセッション体験記 (30代 女性)

健康診断や体調不良で病院へ行くと、医者によく言われる言葉があります。

「運動をするべきです」

運動をするべきといわれても、いったいどの様な事をすればよいのかと悩んでいる時、「対象者が全般向けの体操の講習会」があると教えてもらいました。体育の授業以来、ほとんど身体を動かすことのなかった私は「全般=老若男女向き(かな?)」という言葉にすごく魅力を感じ、参加することに決めました。

当日は、朝から肌寒く、霧雨が降っていました。会場へと向かう途中で、半そで姿の筋肉隆々な男の人を見かけました。そのとたん「体操の講習会って、もしかしてこんな人たちばかりなのかも。私のように弱々しい人はいないのかも」という一抹の不安が心をよぎりました。会場に到着して不安が的中したことを実感しました。

講習会は、前半が講義。後半が実技という構成になっていました。多くのスポーツマンや筋肉隆々な人達に囲まれた私は、どうしてもその場にいることが苦痛になった時にいつでも帰れるようにと出口に近い席に座りました。

しばらくすると、これまた筋肉隆々な講師(廣戸先生のこと!)が背の高い真っ黒に日焼けしたスタッフ(中條、北西)に先導されて会場に入ってきました。「やっぱり私は場違いなんだわ!!」と思い、上半身をドアのほうへ向けた時、背の高いスタッフが木のバットを持って威風堂々ドアの前に直立している姿が目に入りました。「あぁ!もう帰れない!」そんな思いで講義にのぞみました。

そんなこんなで沈みがちな私にさらなる衝撃が襲ってきました。講義の内容がさっぱりわからないのです。講師の言われている用語が所々わからないのです。そのことを考えていると、講義は先へ先へと進んでしまい、さらにさらにわからなくなってしまいました。なんとなくわかったことは、「人間には、身体を動かすうえで、重要なポイントがあり、それを上手に動かすことによってスポーツ選手はレベルアップする事ができ、一般の人は日常生活の動きがスムーズになる」ということです。

講師の方は有名スポーツ選手の動きや自転車に乗る時、バットを振る時等多くの例をだし、丁寧かつやさしく、時には笑いを織り込み説明をして下さりました。しかし、私はスポーツ観戦をほとんどすることがなく、自転車にも乗れず、バットを振ったことがないため、例を例として認識することさえできませんでした。前半は意気消沈のうちに終了しました。

後半に入り、「百聞は一見に如かず」な出来事が起こりました。画期的な体操を体験してしまったんです。体操は、難しい動きは一切ありませんでした。前屈、腹筋、腕立て伏せのみです。この三点を文字にしてしまうと、誰でもやったことのある苦しい痛い運動を連想してしまいます。が、この動きを講師の指示どおりおこなうと、今まで深い眠りに入っていた細胞が目を覚まし、それによって身体の諸器官が開放されていくのを感じました。この気持ちを拡大して一言で表現するとこうなります。

「生きているんだわ!!」

講義はさっぱりちんぷんかんぷんでしたが、実技は受けて本当によかったと思いました。

「この運動なら、私のような身体を動かすことが不得意な人や老人の方でも、継続してできるわ!」と思いました。

しかし、講師の方の指示を覚え、自分のものにして動かないと、ただ無駄に身体を動かしているだけとなってしまいます。指示を覚えるのには、講習会の時間だけではとうてい不可能です。この運動を覚えて継続してゆきたいと強い気持ちがある今、次回にこのような機会があれば(ありますように!)必ず参加したいと思いました。

どうでしたか?日頃スポーツになじみのない人にとっては、講義は少し難しいようでしたが、今までに経験したことのない何かを感じて頂けたようです。

今後は、日頃スポーツを行っている方だけではなく、体力に自信のない方、特に運動はしていないのだけれど・・・、という方対照のセミナーも考えていこうと思います。
あなたも是非体験してみませんか?


 
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