第3回 一口コラム 今回の担当は 施術部部長 鈴木俊敬です。
平成14年11月18日
「とある田舎の物語」
今回のコラムを担当します鈴木俊敬です。 私は先日、鈴木みのる選手の強化合宿にトレーナーとして帯同してきました。そこで、ちょっとした田舎暮らしの体験をしてきたのでお話したいと思います。
今回の合宿の場所は山梨県の早川町という所で、人口わずか1700人という山奥の小さな町で行ないました。そこは人工の約半分が60歳以上というおじいちゃん、おばあちゃんの町でもありました。
私達が寝泊りしていた場所は10年以上も空家だった民家で、そこはまさにTHE昭和と言えるような家でした。それだけではなく、洗濯は手洗い、食事は炭火で魚を焼き、 隣のおじいちゃんから頂いたきゅうりやトマトをまるかじりするといった生活で、テレビ・ラジオなんて当然ありません。
そんな所なのですが、お風呂だけは寝泊りしていた家の近く(50mぐらい)に天然温泉がわいていて、銭湯と同じくらいの値段で入る事が出来るので、風呂好きの私としては合宿中の唯一の楽しみであり、至福の時でもありました。 合宿は毎朝5時半に起き、みんなで日の出を見て一日が始まります。 朝食をとり、午前中のトレーニング。温泉に入り昼食をとる。
午後は廃校になった小学校の体育館などでトレーニング。 そしてまた温泉に入り、夕食をとる。 夕食後に整体治療を行ない、夜10時頃には寝るといったまさにトレーニング漬けの毎日でした。
その結果、1週間の合宿で選手は約2kg筋肉で増量することができました。ちなみに私も2kg増えました。
自分で言うのもなんですが、「なんて健康的な生活をしているんだろう」と思いました。(東京での生活とは正反対です。) 「早起きは三文の得」と言いますが、まさにその通り!!!
日の出の美しさにとっても感動しました。普段の生活で早起きをし、日の出を見るなんていうのは初日の出の時ぐらいなもんで・・・(笑)
こんな生活ですから、選手はトレーニングに没頭する事ができ順調にメニューをこなす事が出来ました。
テレビもラジオもなく、下界で起こっている北朝鮮の拉致被害者の方たちの帰国や、バリ島でのテロ事件などまったく知らず(東京に戻ってビックリ!)、1日のうち10人も人に会わない(人恋しくなりました)、無い無いずくしの生活でありましたが、人間無ければ無いなりの生活をするものですね。
今は便利な世の中になり、何でもあるのが当たり前になっていますが、こういった田舎での暮らしをしてみて文明の発達は人間にとって是非?という事をちょっと考えてしまうような良い体験をする事ができました。 最後に、合宿期間中大変お世話になりましたランドローバーEXの吉田さん、保延さんありがとうございました。 この場を借りましてお礼申し上げます。 今度は、プライベートの時に早川町へ遊びに行きたいと思っております。
キャンプ場あり、秘湯あり、美味しい空気あり、名水あり(有名なラーメン店が湧き水を汲みにくるそうです)と、癒されるものは何でもありますので、皆さんもお休みの日に行ってみてはいかがでしょうか?
それでは、また次回にお会いしましょう
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